54歳のカリスマ童貞・山口明だから分かる新しいモテ論

童貞モテ革命

連載第28回「童貞センスでアメリカの頂点に立った男」

 本日も童貞なり。
 ハリウッドのあるアメリカってやっぱり世界のエンタメの頂点だと思うのですが、そのアメリカのコメディ界の頂点に立つ男が童貞って話、ヤバくないですか? 正確には童貞ではなくて、女優さんと結婚していて子供もいるんですけどね。

その男の名前はジャド・アパトーという、1967年生まれで元コメディアンの映画監督兼脚本家、そして映画プロデューサーなんです。
 そしてジャド・アパトーを慕って集まった俳優や監督たちの集団を、メディアはアパトー・ギャングと呼んでいるそうです。このアパトー・ギャングは「40歳の童貞男」「スーパーバッド 童貞ウォーズ」「スモーキング・ハイ」「寝取られ男のラブ♂バカンス」などの映画を次々にヒットさせて、アメリカのコメディ界にその地位を確立させているのですが、このアパトー・ギャングのメンバーが童貞臭の漂う男たちなのもまたいいんですよ。

 ジャド・アパトーもアパトー・ギャングの人たちも実際は童貞ではないのでしょうが、作る映画は童貞をテーマにした作品はもちろん、童貞をテーマにしてない作品も何か童貞的な空気が充満していて、愉快かつボンクラ感が炸裂した作風なんです。でもなぜか甘酸っぱくてハートフルな、シミジミした物語で本当にグッとくるんです。
 だいたいどの作品も、童貞臭いっぱいのボンクラ男子がビールやマリファナをやりながら、下品な下ネタでバカ笑いしているんですが、これって完全にオレの日常と同じなんですよ。

オレは酒もヤクもやりませんけどね!!
 童貞の人も童貞じゃない人も、男ならみんな映画に感情移入出来ること間違いないですよ。なぜなら全ての男は童貞か元童貞なんですから。映画もヒットするわけですね。

 とにかくジャド・アパトー、童貞センスを武器に、厳しい競争が繰り広げられているアメリカのコメディ界で頂点に登り詰めたのは凄いことですよ。まあ日本にはアメリカより少し遅れてブームがやってくる訳ですから、日本のエンタメ界にもそろそろ童貞センスが求められるんじゃないでしょうか。
 ガチの童貞で会話はすべて下品な下ネタのオレのセンスって、これからのエンタメ界に必要ってことですよ。

各メディアのみなさん、ご連絡お待ちしております!!
 ではでは、また来週~。

【参考文献】
「21世紀アメリカの喜劇人」長谷川町蔵(スペースシャワーブックス刊)

【山口明:プロフィール】
やまぐちあきら…54歳カリスマ童貞デザイナー。
「オレが雑誌などに露出するようになったのは、ジャド・アパトーの監督作『40歳の童貞男』の公開時に、本当に40歳の童貞がいるということで、取材されたのがきっかけだったように思います。当時もう40代半ばだったんですね…今のオレがあるのもこの映画のおかげですよ。もう10年も前の話なんですね~。信じがたいが、オレがこの映画観たの、つい最近なんです。

中古DVDが750円で売ってたんですよ」

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